平成28年度、児童相談所の児童福祉司1人あたりの児童虐待相談受持ち件数は、
40.4件 と判明しました。
※算定根拠は以下の通りです。
122,578件/3,030 ≒ 40.4件
・全国の児相に持ち込まれた児童虐待相談件数 122,578件
・平成28年4月1日現在の児相の児童福祉司配置 3,030名
児童相談所の現状(厚労省、平成29年3月14日)
表にまとめると以下のようになりました。
児童虐待相談対応件数と児童福祉司配置数の推移 | |||
年度 | 児童虐待相談件数 | 児童福祉司配置数 | 1人あたり受持件数 |
平成11年度 | 11,631 | 1,230 | 9.5 |
平成12年度 | 17,725 | 1,313 | 13.5 |
平成13年度 | 23,274 | 1,480 | 15.7 |
平成14年度 | 23,738 | 1,627 | 14.6 |
平成15年度 | 26,569 | 1,733 | 15.3 |
平成16年度 | 33,408 | 1,813 | 18.4 |
平成17年度 | 34,472 | 1,989 | 17.3 |
平成18年度 | 37,323 | 2,139 | 17.4 |
平成19年度 | 40,639 | 2,263 | 18.0 |
平成20年度 | 42,664 | 2,358 | 18.1 |
平成21年度 | 44,211 | 2,428 | 18.2 |
平成22年度 | 56,384 | 2,477 | 22.8 |
平成23年度 | 59,919 | 2,606 | 23.0 |
平成24年度 | 66,701 | 2,670 | 25.0 |
平成25年度 | 73,802 | 2,771 | 26.6 |
平成26年度 | 88,931 | 2,829 | 31.4 |
平成27年度 | 103,260 | 2,934 | 35.2 |
平成28年度 | 122,578 | 3,030 | 40.5 |
受持件数は減るどころか右肩上がりです。
依然として深刻な人手不足が進んでいます。危急の増員・加配が必須と言えます。
※正直言って、児相職員の質は悪いです。私も実体験としてそれがよくわかっています。増やしても「ゴミの祭り」でしょう。しかし、絶対数が増えれば「掃き溜めに鶴」の人数も増えるのではないか、現状より少しでもマシになれば、という淡い期待を込めて意見しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。