2019/04/07

辺野古埋め立てをこの目で見て。


辺野古、キャンプシュワブです。なんとまあ美しい海でしょうか。この辺りは本当にジュゴンの生息地でした。少し北に行くと、有名なヒルギ林があります。一帯に森から流れる河口が多く、さらに干潟が多くあり、本当に豊かな自然の地であります。













そして…私はテレビをほとんど見ないので報道されているかわかりませんが、シュワブ北側の東岸にはお墓が結構あります。沖縄の墓というのは大変立派な構えでして、平均的なサイズでも無人の小規模な神社の本堂くらいあります。横穴式石室みたいな感じです。入口の前には数畳のスペースがあり、墓参り(晴明)には供え物をし、その後食事をします。





ところで、辺野古の墓にはどんな人たちが眠っているのでしょうか。海で囲まれた沖縄です。うみんちゅだったのでしょうか。うみんちゅでなくとも、海となんらかの関わりを持っていた人たちが多いということは想像できます。そして、戦争で焼かれた人たちが眠っているということも、容易に想像できます。





先祖を大切に、共にあると信じる沖縄です。辺野古の海辺の墓群は海に向いているのです。先祖たちはいつも海を見ています。海を埋め立てるばかりか、そこに軍用機のヘリポートを立てる。しかも、沖縄戦の片棒を担いだ米軍の基地です。





埋め立てを黙って見ていて良いのか?先祖たちに恥ずかしくないか?子孫たちに申し訳なくはないか?





…自明です。多くの人が反対するに決まってます。反対理由は、単なる反戦とか環境維持とか、そんな屁理屈ではないのだと思います。ある種の宗教性というか、聖性を帯びた感情なのかもしれません。





だから、苦しいでしょうね。悲しいでしょうね。本当に胸が痛いでしょうね。やはり私は辺野古埋立てには反対です。

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