2020/11/18

2019年度の児相職員1人あたりの虐待相談受け持ち件数は50.8件

2019年度の全国児相に寄せられた児童虐待相談件数がようやく発表されました。193,780件(速報値)です。前年度から33,930件増加、昨年に引き続いて史上最多を更新しました。


児童福祉司の配置数は、2019年4月1日現在で 3,817名です。

https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000536278.pdf



児童相談所における2019年度の児童福祉司1人当たりの児童虐待相談対応件数は、193,780 ÷ 3,81750.8件 になります。 推移は下表の通りです。受け持ち件数は増える一方ではありませんか。













































































































































児童虐待相談件数


児童福祉司配置数


1人あたり受持件数


1999年度


11,631


1,230


9.5


2000年度


17,725


1,313


13.5


2001年度


23,274


1,480


15.7


2002年度


23,738


1,627


14.6


2003年度


26,569


1,733


15.3


2004年度


33,408


1,813


18.4


2005年度


34,472


1,989


17.3


2006年度


37,323


2,139


17.4


2007年度


40,639


2,263


18.0


2008年度


42,664


2,358


18.1


2009年度


44,211


2,428


18.2


2010年度


56,384


2,477


22.8


2011年度


59,919


2,606


23.0


2012年度


66,701


2,670


25.0


2013年度


73,802


2,771


26.6


2014年度


88,931


2,829


31.4


2015年度


103,260


2,934


35.2


2016年度


122,578


3,030


40.5


2017年度


133,778


3,253


41.1


2018年度


           159,850


3,426


            46.7


2019年度


193,780


3,817


            50.8


児相職員を例年以上に加配するという話だったので、受け持ち件数は横ばいか減るのではと、私は予想していました。しかし、甘かったようです。相談件数は加配を遥かに上回る勢いでした。20年で受け持ち件数は5倍以上になりました。


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