2021/05/30

クレジットカードの国内旅行傷害保険について

私はよく日帰りや短期の国内旅行に出るので、国内旅行傷害保険がカード選びの重要な基準である。現在保有するカードは3つで、
  1. エポスゴールドカード(VISA)
  2. Amazonゴールドカード(三井住友、Master)
  3. JCBゴールド ザ・プレミア (JCB)

と、ゴールド級を揃えている。このうち、Amazonゴールドはプライム会員になるためだけに取得したもので、ほとんど使用しない。エポスは家賃支払用で取得。メインカードはJCBだ。

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IDの家賃支払はエポス指定で変えられない。1つのカードに支払いを集約した方がサービスが良くなる。しかし、エポスゴールドには国内旅行傷害保険が無い。エポスで国内旅行保険を付けたければ、プラチナにアップグレードするしかない。エポスゴールドは年間100万円利用するとプラチナに招待されるとのこと。招待された場合は年会費3万円が2万円になるので、今年はエポスゴールドで年間100万円利用を目指している。

もう達成は目前なのだが、改めてエポスプラチナの国内旅行保険を確認していて、利用付帯の条件が結構厳しいということに気づいた。JCBゴールドとは歴然とした差があるのだ。
 
クレジットカードの国内旅行傷害保険は、そこそこの会費が発生するゴールド級以上のカードに付帯することが多い。どんなケースで補償されるのか、また補償金額はいくらなのかは、カードによってさまざまだ。このあたりは公式HPやパンフレット等で確認できる。
 
しかし、補償のケースと金額同様、実は国内旅行傷害保険の適用条件も様々である。適用条件についてカードのパンフレットには細かく書かれていないことが多いので、よく調べておいた方がいい。 以下、所有するエポス、三井住友、JCBオリジナルを列記する。

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①エポスプラチナ
国内旅行傷害保険は死亡後遺障害補償金額が最高1億円。利用付帯で、適用にはエポスプラチナで事前決済が必要。ただし、家族にも対応する上に、 航空機遅延にも対応する。
 
②Amazonゴールド
国内旅行傷害保険は自動付帯ではあるが、利用条件により死亡後遺障害補償金額が異なる。自動付帯は最高1,000万円だが、利用すると最高5,000万円に増額される。ただし、航空便遅延には対応せず。 

③JCBゴールド(ザ・プレミア)
国内旅行傷害保険は完全な自動付帯であり、当該カード利用の有無、事前決済など、条件は一切無い。国内線航空便遅延にも無条件で対応する。

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一見すると①エポスプラチナは利用さえしてれば③JCBゴールド以上と思えるが、事前決済が必要というところが曲者である。

どういうことかというと、例えば公共交通機関利用時である。事前に乗車券をカードで買っておけば良いという話だが、例えば都内首都圏の近距離の移動時、いちいちクレカで乗車券を買うだろうか?Suicaか現金で買った方が並ばずに便利では?また、地方路線のバスはどうか。乗車券をクレカで買えるのか? 降車時にクレカが使えるのか? 国内旅行傷害保険の適用条件を満たすのが難しい。

さらに宿泊時はもっと困る。そもそも現金決済の宿はまだあるし、カードが使えるとしてもチェックアウト時の決済だと「事前決済」には当たらず、宿泊中に事故があっても適用外になる。宿に頼み込んで事前決済にすることも可能だろうが面倒臭い。

参考までにアメックスを上げておく。アメックスの国内旅行傷害保険は利用付帯が条件だが、

ーーご予約の上、カードで宿泊料金をお支払いになる旨をお伝えになった宿泊施設での宿泊中の火災・爆発による事故、またはカードで購入された宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中の事故によって傷害を受けられた場合に補償されます。

とのことで、カードで支払う意思表示をした時点で利用付帯の条件を満たす。これなら安心だが、意思表示する必要があるし、現金決済の宿や公共交通機関ではやはり適用できないのでダメだ。

結論として、私はJCBゴールド(ザ・プレミア)の国内旅行傷害保険が最も充実していると思う。エポスプラチナやアメックスを卑下するわけではない。それぞれ別の魅力がある。皆さんもカードのサービス適用条件をよく吟味して、自分に合ったカードを見つけて欲しい。



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